飯田 剛基

博士前期課程一年次に企業の催すインターンシップへ参加した際,これまでの自分が考えるばかりで何も実行,実現できていないことを,周囲の学生を見て実感し、学生販促隊に参加させていただきました。

 

本団体では一年弱の間お世話になりました。収益事業に携わり、需要調査から企画立案,営業活動と,ビジネスにおける前段部分の経験をさせて頂きました。そこで得た大きな学びは二つあります。一つ目は仮説検証の大切さです。具体的に云えば、仮説を立てた段階で、できるだけ早くそれを検証することの重要さを学びました。大学レベルの学業とは違い、ビジネスでは問に対する明確な解が存在しません。ビジネスにおいて、机上の空論だけで議論していては誤った方向に進んでいくことが多であり、いち早くそれを検証し、仮設の強化を行い続けることがいかに重要かを、身をもって体験しました。二つ目はマネジメントの難しさです。営業担当であった故に、メンバーがいつどこへどの店舗に何をするのかを決定し、管理する立場にありました。当時は、自らは管理できていると思っていましたが、蓋を開けてみると、あまりに杜撰な管理体制であることが露呈し、結果として店舗側に迷惑をかけてしまうこともありました。加えて、メンバーの脱退も招いてしまう結果になりました。このような事柄から、マネジメントの大切さとその難しさを学ぶことができました。未だにそれが具体的に何を指すのかは大部分分かっておりませんが、完璧なマネジメントの土台を作るのは、管理する側の本気度ではないかと感じています。

 

長くなりましたが、私が本団体の活動を通じて得た大きな学びは以上です。ビジネスにおいて、机上の空論ばかりで実行へ移したことが無い、あるいは移してみたい方には素晴らしい団体だと思います。

2017年3月