コラム

人生を左右させる就職ミスマッチ

学生の皆さんは、社会に出ることを想像して、自分にどういう能力があり、何に向いているのか。ハッキリと説明できますか?

最終学歴となる「大学」。

その中で、学生生活のゴールと位置付けがちな卒業と就職内定。

卒業に関しては、学生としてのゴール・節目と理解できるが「就職内定」に関しては、ゴールと認識してしまうと、4年の大学生活の時間の使い方、優先順位を誤ってしまう危険性がある。就職するという地点は、平均して40年ある社会人人生のスタート地点であり、4年の学生生活の就職への準備・時間の使い方がそのスタート地点を優位な地点に引き上げることを理解すること。

思い描く企業に就職することが目標ではなく、その先自分はどう活躍するのか?を視野に入れ、学生の間に少しでも実力をつけ、社会実績を作ることがそれにつながると思います。

それと、学生は当然ですが社会経験がないため、社会人となる自分が想像しにくく、職業選び・企業選びに関しても、業界を知らないため、選択肢の精度が低く、ミスマッチが起こる。

就職先選び、企業を見極める目を持つためにも、学生の間に社会経験・実績を積むことには大きな意味を成し、就活を行う際の武器になります。

人材不足といわれる今の時代、就職だけで考えるとどこかには落ち着けると思いますが、思い描いた仕事・会社に落ち着くことができるかは、4年の学生としての時間の使い方で左右するといっても過言ではないと思います。

社会・企業を知らない現状ではビジョンが不正確になる。

学業だけの時間の使い方で、自己分析ができるか?

自己分析ができなければ、自分にはどういう能力があり、何に向いているか?向いていないか?

向き不向きすらわからない。

その状態で、企業イメージや職種イメージだけで就職先を決めてしまうのか?

あなたが、ほかの人に勝てる(もしくは向いている)と思うのは、どの分野でしょう?

・営業力、交渉力?

・デザインセンス?

・企画能力?

・プレゼンテーション能力?

・マネジメント能力?

・人材育成、教育能力? 

・数字、データの作成正確性?

・発想力?

・リーダーシップ力?

・管理能力?

・プロデュース、ディレクション能力?


これをわからずして、就職先を選ぶのでしょうか?

自分自身の能力・特性を知ることなく、就活して果たしてうまくいくのでしょうか?

就職して給与を頂いて、何かのプロになる。

プロは、自分の得意分野を持ち、その分野で生きていきます。

就職先を選ぶ、絞るということは、その分野を絞ること。

会社の待遇や、業種の華やかさ、楽しそうというような憧れだけで選ぶとミスマッチが起きる。

思っていた仕事内容と違う、やってみて向いていないと気付く、など。

少しでも現実性の高いビジョンを描ける力を養うことが、就職ミスマッチを防ぎ、理想に近い社会人生活をスタートさせる。そのためには、自己分析ができるくらい、社会実戦での挑戦、経験を積むことが最短ルートであり、且つ正確で納得できる就活ができるのではないでしょうか?

新卒での就職、成功する・失敗するで、この先の40年の社会人人生が左右されます。

最終学歴の大学生活の時間の使い方、もう一度しっかりと考えましょう。

ライター

渡邉貴也(学生販促隊発起人・起業家)

中小企業庁専門家派遣事業認定専門家

MSS戦略経営士

株式会社リズカンパニー 代表取締役

一般社団法人経営ソリューション協会 理事兼CEO

一般社団法人日本スポーツサポート機構 代表理事

株式会社SPOC / T&O探偵社 執行役員

小6のときに、賭け麻雀にはまってサラ金6社から借金をしていた父親が失踪。母親に負担をかけまいと、大学進学を諦め、中高を成績優秀で貫いて、18歳でヤナセのグループ会社に入社。29歳で自動車オーディオセキュリティショップを設立し、設立4年でセキュリティ取付台数が全国のプロショップで日本一となる。リーマンショックで同取締役を退くも、自身の豊富な経験を活かして中小企業の成長を支援する株式会社リズカンパニーを設立。現在、Lizグループ5社をまとめるリーダーである。

2012年、これまで先輩から受けた恩を、今度は次代を担う学生たちに返したいという思いから学生販促隊を創設。


学生販促隊とは

実社会に挑戦!

社会性のある収益事業を教科書とし、実践することは、何物にも代えがたい経験・価値を得る事ができます。

 

学生がボランティアで何かを行う。

すごく良いことですが、ハードルは低い

 

あえて収益を意識した事業を学生主体で展開する。ハードルは高いけれども、そこに大きな意味があります。

 

学生と社会との間を経験する。

就活にせよ、起業にせよ、自分自身の価値・ブランドを高めることが必要。

それを実践するのが、学生販促隊です。


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大阪・梅田での毎週月曜日夜の「学販グループ定例会議(グループ団体理事同席)」「学生販促隊定例会議(社会人サポーター同席)」をはじめ、タイアップ先まで出向くなど、日々企画・運営活動を行っています。

参加をするかしないかで大学生活が劇的に変わることを確信しています。新しい隊員の参加をお待ちしております。

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