桒原 明伽

学生販促隊に入ったのは大学 1 年生の1月末。

大学で勉強するだけの 4 年間では、「かっこいい女性(仕事と家庭を両立できる 女性)になる。」という理想には近づけないことに焦りと不安を感じ、自己を成 ⻑させることができる環境を探そうと決め、様々なサークルやクラブ・学生団体 を見学し、時には所属しながら辿り着いたのが学生販促隊でした。

 

見学者として学生販促隊のミーティングに参加した時の衝撃と感動は今でも忘れられません。同じ学生なはずなのに、今まで耳にしたこともない用語を多用して話を展開し、途中にどこからどう見ても社会人何十年目かの方々がアドバイスを加える。とにかくここにいる人たちは何者で、どこで何を勉強したらこうなるの!?と頭がぐるぐるしつつも、この環境に身を置けば確実に自己を成⻑さ せられると確信しました。

 

学生販促隊に入っての初めての仕事は、とある法律事務所様のクライアントを 増やす方法を考え、プレゼンをする事でした。短く内容を伝えると、女性は香りの良い紅茶を好むので法律事務所に色んなフレーバーの紅茶を置けば、女性の クライアントは増えるというもの。いま振り返るとぞっとするほど考えていな い内容ですが、当時はよくできた内容だと思っていました。そして、突き落とされ、先輩や社会人サポーターの方々に手を差し伸べていただき、這い上がり、失敗を活かしチャレンジを続ける。その流れを繰り返し、少しずつ成⻑させて頂き ました。

 

私はいま、春から働く事が待ち遠しく、楽しみです。おそらく、このような心持ちでいられるのも学生販促隊という場所でたくさん怒られ、泣いて、落ち込んで、ミーティングに行きたくなくて、辞めたいと思う事を山ほど繰り返したから だと思います。色々な感情を経験させて頂き、少しは強くなれたからこそ、自分 らしさが磨かれ、新しい場所とも自信を持って向き合えるのだと思います。諦めなくて、辞めなくて本当に良かった! 学生販促隊に出会っていなかったら、心から尊敬する社会人サポーターや先輩・ 後輩に出会っていなかったら、これほどまでに濃い 4 年間を過ごせませんでした。 学生販促隊を創設して下さった渡邉さん始め、先輩方、共に活動した同期・後輩の皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございまし た!!!!!

 

最後に、 学生販促隊は、腰掛けで活動できるようなゆるい団体ではありません。 初めての経験がほとんどの中、とにかく常にインプットとアウトプットを繰り 返さなければいけませんし、週一回のミーティングでは様々な案件が追いつかない為、個人で進める事も多いです。ただ一言、『大変』です。 ですが、自分の中でのゴールテープを切った時、おそらく一生懸命にやった人間 にしか分からない景色が見えると思います。「若い時の苦労は買ってでもせよ」 と先人の言葉にありますが、今だからこそ失敗でき、苦労できることが沢山あり ます。その経験が人を大きく成⻑させ、時には自分以外の誰かの役に立ちます。 次はあなたの番。思い切り失敗して泣きましょう! 

2020年2月