2017/01/30 FIT対談記事
文責:平松雅矢/犬飼葵
「教えてください!大阪の企業!第7弾~株式会社FIT編」
今回は、株式会社FITの玉田社長に取材をさせていただきました!
~取材企業紹介~
株式会社FIT
・所在地:大阪市北区
・事業内容:婦人服のデザイン・製造・卸・小売業
~取材隊員紹介~
だいすけ
絵にかいたような理想的な先輩。後輩のことを1番に考えてくれて、何でも包み込んでくれる優しい3年生。
あおい
絵にかいたような素敵な後輩。常に先輩を尊敬し、空気が読める。取材にも慣れてきて著しく成長を遂げている1年生。
だいすけ:「本日はよろしくお願い致します。それでは、早速取材を始めさせて頂きます。玉田社長が起業したキッカケをお伺いしてもよろしいでしょうか?」
玉田社長:「前に勤めていた会社に将来性の不安があって、自分たちの好きな物を作って自分たちで会社を設立しようと思いましたね。」
だいすけ:「服が好きでアパレルの会社を起業しようと思ったということですね?」
玉田社長:「そうですね。」
だいすけ:「でも、起業となると大変なことも多かったと思うのですが、苦労したことはございますか?」
玉田社長:「私1人じゃなくて3人で起業して役割分担できたので、そんなに苦労はなかったですね。」
あおい:「そうなんですね。アパレルには、ずっと興味を持たれていたのですか?」
玉田社長:「興味はありましたね。私が学生時代の時は、今よりも人気があって伸びている業界でもありましたしね。」
だいすけ:「では、次に現在の事業についてお聞きしたいと思います。FITさんのブランドであるグローバルスイッチのターゲットをお伺いしてもよろしいでしょうか?」
玉田社長:「ターゲットは、50代~70代のミセスですね。」
だいすけ:「何故そのような年代の方をターゲットにしているんですか?」
玉田社長:「最初は、20代の若い層をターゲットにしていたのですが、世の中の値段競争が激しくなってきたからですね。この会社は、小さいので規模の追求は出来なくて、コストが高くなってしまって、年齢層も高くなりました。」
だいすけ:「そうなんですね。御社の商品の強みはございますか?」
玉田社長:「オリジナルの素材ですね。これは、他社との違いがあるので強みだと思っています。」
あおい:「紳士服やスポーツ服などに展開される予定はありますか?」
玉田社長:「婦人服とは、全然違う分野で1からスタートすることになるのでする予定はないですね。工場や売り先も全く違いますしね。」
だいすけ:「その工場は、自社で持っておられるのですか?」
玉田社長:「自社ではなく協力工場です。生産をお願いしている形ですね。自社でやっているのは、デザインとパターンですね。」
だいすけ:「そうなんですね。洋服は流行があると思うのですが、そういうのは、どのようにリサーチされているのですか?」
玉田社長:「それは、主にデザイナーさんがやっているんですが、パリにある有名な展示会を見に行ったり、生地の展示会に行って、その集めた情報を自社の強みに置き換えながらやってます。」
あおい:「そうなんですね。玉田社長にとって服はどういうモノですか?」
玉田社長:「うちの社員の生活を支えているので大事な商材ですね。でも、お客さんに喜んでもらえる商品なので、それが私の喜びの1つでもあります。それで、お金をいただけるのが1番いいですね。」
あおい:「それがやりがいにもつながるんですか?」
玉田社長:「そうですね。」
だいすけ:「HPに販売先が有名な専門店と書かれていたのですが、具体的にどういう所ですか?」
玉田社長:「いわゆる路面店ですね。ブティックが全国にあるのでそういう所に卸していますね。」
だいすけ:「今後、販売店を増やす戦略はございますか?」
玉田社長:「当然今の時代ですから、廃業していく会社も多いのですが、私は営業に力を入れて増やすつもりです。東京にも支社を作ってますしね。」
あおい:「今後海外に進出することは、考えてられますか?」
玉田社長:「海外は、なかなかルートが見つけにくいですね。婦人服では、大手企業さんもやってますが、なかなか収益が上がっていないですね。」
だいすけ:「では、海外からの観光客に買ってもらうことはあるんですか?」
玉田社長:「それは少ないですね。」
あおい:「雑貨屋小物はやられているんですか?」
玉田社長:「メインではないんですが、バックとか靴をやっていますね。」
だいすけ:「服をデザインする上でどういう所を工夫されているんですか?」
玉田社長:「そうですね。楽に服を着ていただけるように作っていますね。ミセスさんは、窮屈とかしんどい服は、買わないのでね。小物は、服を売るために演出で取り揃えていますね。」
あおい:「今後ネット販売は考えてられないのですか?」
玉田社長:「ネット販売は興味あるんですが出来ていないですね。常にチャンスはないか考えているんですが、難しい部分もあってね。」
あおい:「そうなんですね。他に課題に感じている部分はございますか?」
玉田社長:「売り先の高齢化ですかね。ブティックさんも起業されて30年、40年になるんですよね。ちょうどそういう方たちが、後継者がいないので廃業されて少なくなってきて来ていますね。売り先が減少して売り上げも減ってきていますね。ターゲットを若い人にするとか考えていかないと生き残るのは難しくなっていくと思いますね。」
だいすけ:「今は、どんなことされているんですか?」
玉田社長:「少しずつ自社の売り場を増やそうとしていますね。」
あおい:「販売会や展示会は、どのような頻度でされているんですか?」
玉田社長:「大きい展示会は、年に4回ですね。」
あおい:「芸能人さんとかモデルさんとかが来られることもあるんですか?」
玉田社長:「若い人をターゲットにしていた時は、呼んでいましたが今はないですね。」
だいすけ:「今は、若い服は残ってないんですか?」
玉田社長:「ここ数年はやっていたんですが、収益が上がらなかったので今は休止しています。」
あおい:「展示会には、お客さんはたくさん来られるんですか?」
玉田社長:「来られますね。大体300件ぐらいは。」
あおい:「では、展示会が1番売り上げも良いんですか?」
玉田社長:「そうですね。展示会が中心ですね。そこで、注文をいただくのでね。」
だいすけ:「自分で行う展示会もあると思うのですが、合同で行われる展示会はないのでしょうか?」
玉田社長:「ありますが単独でやってますね。ある程度自社だけでも運営できるのがあるのでね。合同でやるとスペースの問題とか不便なんでね。競合も多いですし。」
だいすけ:「ミセスを対象にした競合はたくさんあるんですか?」
玉田社長:「それはいっぱいありますね。大手さんもいますし、この周辺の企業さんも皆ライバルですね。」
あおい:「ここは中小企業さんが集まっているビルなんですか?」
玉田社長「そうですね。大手さんは自社ビルを持つので、ここは中小企業さんが多いですね。」
あおい:「今後、従業員を増やすことは考えられているんですか?」
玉田社長:「そうですね。本来は新卒の方を入れて常に若い人たちを定期的に採用してくのが理想ですね。ネット関係に強い人に入ってほしいですね。でも、なかなか売り上げが伸びないので入れられないですね。」
だいすけ:「最後に学生に向けてのメッセージをお伺いしてもよろしいでしょうか?」
玉田社長:「それは、大学生にしか出来ないことをやってほしいですね。体育会に入ったり目的を持ったアルバイトをしてほしいですね。少しアルバイトしてちょっと旅行行ったり飲み会行ったりして4年会終わるのはもったいないと思いますね。」
だいすけ・あおい:「ありがとうございました!」
*取材を終えての感想*
だいすけ・・・今回お会いした社長さんは、あんまり多くを語らない方でした。そのため社長さんの考えを引き出すのに苦労しました。しかし、自分の質問力を見つめ直す良い機会だったと思っています。
あおい・・・アパレルの業界について知らないことが多かったのでいろんなことを聞けて勉強になりました。ネット販売や海外進出をするのに様々な苦労があることを知れてよかったです。これから服を買う時には、デザインではなく素材にも着目したいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!!
学生販促隊とは
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